穴があったらこもりたい

心が弱ってるときにおすすめな小説3選

私はブログ名の通り、どこかにひきこもる&読書やアニメ、映画鑑賞が好きです。
いや、好きというより、エネルギー補給と言っても過言ではない(過言)

それでも、精神的にしんどいときは、なかなか見たいものも見れないというか、
エネルギー補給にも、エネルギーが必要なわけです……

そんなわけで今回は、風邪をひいたときの食事に例えて、消化に良くて優しい?小説を紹介します!

【レベル1】ムーミン谷の彗星(ムーミンシリーズ)

風邪で例えるなら、ポカリレベル。食欲がほぼ0。

長い尾をひいた彗星が地球にむかってくるというのでムーミン谷は大さわぎ。ムーミントロールは仲よしのスニフと遠くの天文台に彗星を調べに出発し、スナフキンや可憐なスノークのお嬢さんと友達になるが、やがて火の玉のような彗星が…。国際アンデルセン大賞受賞作家ヤンソンの愛着深いファンタジー
(「BOOK」データベースより引用)

 

しんどい時は童話の世界で癒されましょう。
ムーミンシリーズで、私がお気に入りなところは、個性的なキャラクター。
ひょうひょうとしたスナフキンや、安心感がものすごいムーミンママのほか、
中には現実ではちょっと距離を置かれそうで、だけど憎めない可愛い人たちも。

そんな個性的な人(生き物?)たちが、誰ものけ者にされず、
だからといってめちゃ親密でもなく、独特なあったかい空気感の中で暮らしています。

あぁ行きたいムーミン谷……何なら埼玉県のムーミンパークでも良い……

ちなみに彗星から読まなくても、たとえば、
ムーミン谷の仲間たち」なんかは短編集なので、読みやすくておすすめです。

逆に気をつけてほしいのが、「ムーミンパパ海へいく」
メンタル病んでるときどころか、いたって健康なときでさえ注意。
いや、好きなんだけどね……でも気をつけて。

 

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【レベル2】イン・ザ・プール精神科医 伊良部シリーズ)

風邪で例えるなら、おかゆレベル。

「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
(「BOOK」データベースより引用)

 

自分が悩んでるとき、同じように悩んでる人を見て、なんだか安心することってないですか?
この小説では、人に言えないような悩みを持つ人たちが、精神科医の伊良部先生のところに回されて…やってきます。

しかしこの先生が、かなりの変人。
人の話は聞かず、子供っぽく、なんか変な方向で行動力があります。しかもすぐ注射打つ。
当然患者は、なんやあいつ!?二度と行くか!ヽ(`Д´)ノ と最初はなるのですが……?

なんだか伊良部先生を見ていると、前向きになるというより、良い意味で色んなことがどうでもよくなるので、この小説おすすめです。

ちなみに私は、架空の人物の中で、一番会いたい人が伊良部先生なのですが、母は「伊良部先生が自分勝手すぎて腹立つ。現実で会いたくない」と言っていたので、合わない人はいるようです。
心が弱ってるのにイライラしたら本末転倒なので、人によっては注意ですね。

しかし、現実の読者も苛立たせる……面白すぎるぞ伊良部一郎……

 

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【レベル3】夢をかなえるゾウ

風邪で例えるなら、おにぎり&味噌汁レベル。

ダメダメな僕のもとに突然現れた、ゾウの姿をしてなぜか関西弁で話す、とてつもなくうさん臭い神様“ガネーシャ”。聞けば、ナポレオン、孔子ニュートン、最近ではビル・ゲイツまで、歴史上のキーパーソンは自分が導いたという…。しかし、その教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?TVドラマ化、アニメ化、舞台化された、ベスト&ロングセラー。過去の偉人の具体例から導き出される、誰にでもできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、笑って、泣けて、タメになる、まったく新しいエンターテインメント小説。
(「BOOK」データベースより引用)

 

外で読んではいけません。絶対に。笑うから。
自己啓発本?として有名ですが、小説としてめちゃくちゃ面白いです。
家で読んでも、外で思い出し笑いするレベル。ドラマ見た人なら、脳内に古田新太が降臨します。

そして笑いのなかに、ためになること、心が軽くなる言葉、感動する場面も、しっかりとあります。

ただ、そんだけ面白いのにレベル3にした理由は、
1つは、夢をかなえようとする話だから。

やっぱりね、弱ってるときって、そういう前向きな話が受けつけないときもあるのでね…

そしてもう1つ、感情がジェットコースターに乗るから。
笑いと感動の落差が激しすぎる。ドドンパかよ。(※読めばわかる)

感情が振り回されるのって、すごく良い作品だからだと思うのですが、まぁこれも弱ってるときは疲れるものなので……

ちなみに、夢をかなえるゾウは5巻出てるのですが、私が一番好きなのは最新刊の、「夢をかなえるゾウ 0」です。

夢をかなえるゾウなのに、なんと主人公に夢がありません。
しかし私もこれといって、夢とかありませんので、親近感がすごいです。
上司のパワハラの場面はつらいですが、これから読んでも全然OKだと思います。

(小ネタが多いので、出来れば1から読んでほしいけど)

 

まとめ

心が弱ってるときに読みたい小説を、3作品紹介しました。

私はこの中では、イン・ザ・プール精神科医 伊良部シリーズ)が好きで、心が病んだとき用に、普段はあまり読まないようにしています。もはやお守り。処方箋。

こういう本が一冊あると、なんか……なんか………いいよね。

読書好きなくせに、なんとも語彙力のないまとめになりましたが、お守りの一冊を見つける、きっかけになれば嬉しいです。

次は逆に、精神をやられる本を紹介しようかな…